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連載コラム/ガンダーラ井上の「時計 なんて、時計だって」 #005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

この腕時計は、ドイツ時計産業の中心地フォルツハイムで1927年に創業した老舗ブランドSTOWAの新作です。ストーヴァは第2次世界大戦中にドイツ空軍にパイロットウォッチを納入してきた経歴があります。


ドイツ語で飛行士を意味するフリーガーのシリーズに、数字のデザインなどを現代的にアレンジした本作が加わったのは今年の6月。できたての産地直送品を拝見してきました。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

この人は、時計師のヨルク・シャウアーさん。自身の名を冠した腕時計を制作しつつ、2004年に彼の故郷を代表するブランドであるSTOWAを再興させた立役者なのです。クォーツの台頭による機械式腕時計の斜陽化の波を受けて休眠状態だったSTOWAを再起動させるにあたり、過去の名作を収集してその歴史とデザイン哲学を体感することからプロジェクトをスタートさせたそうです。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

今回の来日で、シャウアーさんが持ってきてくれた手土産。それは地元の気鋭ショコラティエ、ケヴィン・クーゲルさん謹製のチョコレートでした。旧ロゴのSTOWAの菓子型を使ったスペシャルな品です。ドイツのマイスターが作ったチョコレートには、ドイツの腕時計に一脈通じるものがありました。それは過剰な装飾に走らず、ひたすら本質的な仕事に励むこと。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

STOWAの新作フリーガーは、スケルトンで見えるムーブメントの装飾を最小限に抑え、ケースの仕上げもパールブラストにするなどして求めやすい価格設定にしているそうです。STOWAとしてはエントリーモデルの位置付けですが、本質的な部分は手抜かりなく、機械式の腕時計をよく知る人にもオススメです。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

こちらは、シャウアーさんがSTOWAを買ってくれたお客さんの箱に直筆でサインを入れてくれたもの。すなわち、このブランドにシャウアーさんは絶対的な自信と責任を持っているという証でもあります。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

これはSTOWA90周年を記念して作られたDas STOWA Buchに掲載された工房の様子。ここはシャウアーさんの工房の敷地内にある場所だそうです。優秀な職人さん10名がシャウアーさんの目の届く範囲で制作に取り組むことでSTOWAの腕時計は生み出されているという次第です。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

フリーガーの新作と一緒に、この日に見せてもらったのはAntea1919というモデル。スケルトンの裏蓋から見えるムーブメントはフリーガーと同じ仕様ですが、リュウズやラグのデザインが随分フリーガーとは違います。

#005 ドイツの時計師シャウアーさん監修 、STOWA ストーヴァの魅力

正面の顔は、シンプルなバーインデックスと細い針で構成されていて一切の装飾を削ぎ取ったスタイル。来年はドイツ発の芸術運動としてモダンデザインの世界に大いなる影響を与えたバウハウス開校100周年。この記念すべき年を迎えるにあたり制作されたのがAntea1919で、今年の秋には店頭に並ぶ予定です。

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