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コラム&特集

My Own Time My Own Style , Tic Tac / 2017 SPRING & SUMMER , Living with a watch 腕時計のある暮らし

悩みながらも自分の道を切り開けば、自分なりの人生の楽しみ方が見つかるはず

ひと際、目を引くヴィンテージのフォルクスワーゲン・バス。中をのぞくとビールの樽がたくさん積み込まれています。いろいろな場所にこの車で出かけて、美味しいクラフトビールを提供しているのが「TOKYO BEER PORTER」の中村有一郎さんです。
「愛車であれば表現に力が宿ると信じていました。いい景色をつくり出すことで喜んでいただきたい。普段、一番気をつけているのはビールの新鮮さ。樽は開栓した週に使い切り、雑味が出ないよう洗浄にもこわっています。ひとりでやっているので、運転中や準備中に、さっと時間を確認できる腕時計は、とても重宝しています。スマホだと、いちいちポケットから出さなきゃいけないので、少し煩わしいですよね」

クラフトビールを通じた、お客さんや業者さんとの出会いが嬉しいと語る中村さん。実は、もともとグラフィックデザイナーとして、出版・広告業界で活躍していました。
「前職の時に誰に見せるでもなく、ビールのラベルをデザインしたりしていました。転機はワークショップ。初めてビールづくりに触れて、自分もやってみたいと強く思ったんです。これまで自分のやりたいことを見極めて、その時々で悩みながらも決断をしてきました。ひとつのことに縛られるのではなく、自分に正直に、やりたいことに挑戦する。人生の時間を楽しむ秘訣は、そういうところにあるのかもしれません」

中村 有一郎 ビール販売

「TOKYO BEER PORTER」という屋号を掲げ、様々なテイストがあるクラフトビールを移動型店舗で販売。出版・広告業界から転職した経歴を持ち、そのセンスが店舗に活かされている。

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